ジュエリーに携わる私達が
トンパ文字に出逢ったのは、ごく最近のことです。
しかし、あっという間にこの文字の自由な発想と
素朴な造形に引き込まれて行きました。
ナシ族の自然に包まれ、その調和を大切にした生活に想いを馳せます。
人が装飾し、美しくありたいと思う事は国や民族、
時代に関係なく自然な発想です。
ここから何か素朴で暖かいジュエリーが出来るのではないか…と、
二人の思いは膨らんでいく事になったのです。
作品にはトンパ文字で
『まっすぐな道』を意味する文字を刻印しました。
これは、「二人の心が何か目標に向かって
夢を一つひとつかなえていく事が出来ますように…」と
願いを込めたものです。
作品から暖かいものが伝わってくるのを感じていただけれぱ、
私たちの願いが一つ叶ったことになるでしよう…。

Jewelry Making & Design
桑野奈保・本間由美子